Oリング材質−加硫ゴムの種類と選定

Oリング材質(加硫ゴム)とは、原材料(原料ゴムと配合材)の混練によって製作された配合ゴム(コンパウンド)に対して架橋反応を促したものを指し、Oリングの特性や物性を決定付ける最も重要な要素です。ご使用の環境(温度・圧力・シール対象物など)を勘案し、慎重な選定を行って下さい。(* Oリングの選定では、サイズも選択する必要があります。)

>>>種類(材質/サイズ)
>>>材質名称の対比(規格/メーカー)

選定の基礎項目

Oリング材質の選定では、必ず考慮しなければならない使用条件の基礎項目として、「温度」、「圧力」、そして「接触対象」という3つの項目を挙げることが出来ます。但し、Oリング材質の選定に当たっては、全ての使用条件を総合的に捉えた判断が必要となります。よって、本来は各々の性能を一元的に解釈するべきではありません。諸々の計算値(理論値)は参考とし、実際に確認することを推奨いたします。

 

 * 温度

温度条件につき、高温や低温、或いは高低温の繰り返し使用などを考慮して、Oリング材質の保有する耐熱性(高温特性)耐寒性(低温特性)を踏まえた材質選定を行って下さい。

 * 圧力

圧力条件につき、Oリングのはみ出し限界などを考慮して、耐圧性(耐ブリスター性)を踏まえた材質選定を行って下さい。また、必要に応じてはバックアップリングの併用を検討して下さい。

 * 接触対象

接触対象につき、油や薬品といったシール対象物、若しくは屋外環境に於ける大気を考慮して、液体/気体に対する耐性耐候性、必要に応じては気体透過性なども踏まえた材質選定を行って下さい。

NBR(ニトリルゴム)によるOリング材質

              材料系統NBR(ニトリルゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* NBR系統のOリング材質>概要 *

 

NBR系統のOリング材質>種類と主要諸元

名称 <材質番号>
 * JISや原料ゴムに係る通称など

代表特性 温度の目安 (℃)

硬さ
JIS-A

色調 規格
優位特性 劣位特性 低温 高温
NBR-70-1(1A) <材質番号 1007>
 * 1種A、1A、ニトリルHS70、ハイカー
耐油(鉱物)、価格、入手 耐熱耐候耐薬品 −30 +100 70±5
NBR-90(1B) <材質番号 1009>
 * 1種B、1B、ニトリルHS90、NBR90°
耐油(鉱物)耐圧、価格、入手 耐熱耐候耐薬品伸縮 −20 +100 90±5
NBR-70-2(2A) <材質番号 1017>
 * 高ニトリル、燃料油用ニトリル
耐油(燃料・鉱物)、入手 耐熱耐候耐薬品 −20 +100 70±5
NBR-50 <材質番号 1005>
 * ニトリルHS50、NBR50°
耐油(鉱物) 耐熱耐候耐薬品、入手 −30 +100 50±5  
NBR-60 <材質番号 1006>
 * ニトリルHS60、NBR60°
耐油(鉱物) 耐熱耐候耐薬品、入手 −30 +100 60±5  
NBR-80 <材質番号 1008>
 * ニトリルHS80、NBR80°
耐油(鉱物) 耐熱耐候耐薬品、入手 −20 +100 80±5  

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

FKM(フッ素ゴム)によるOリング材質

           材料系統>FKM(フッ素ゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* FKM系統のOリング材質>概要 *

FKM系統のOリング材質>種類と主要諸元
名称 <材質番号>
 *JISや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
(製作可)
規格
優位特性 劣位特性 低温 高温
FKM-70(4D) <材質番号 2007>
 * 4種D、4D、FPM-70、バイトンHS70
耐熱耐油(全般)耐薬品耐候、入手 耐極性溶剤・蒸気 −20 +230 70±5
FKM-90 <材質番号 2009>
 * FPM-90、フッ素HS90、バイトン90°
耐熱耐油(全般)耐薬品耐候耐圧 耐極性溶剤・蒸気伸縮 −10 +230 90±5
FKM-75(茶色) <材質番号 2017>
 * FPM-75、フッ素HS75、茶バイトン
耐熱耐油(全般)耐薬品耐候 耐極性溶剤・蒸気、入手 −20 +230 75±5  
FKM-75(緑色) <材質番号 2027>
 * FPM-75、フッ素HS75、緑バイトン
耐熱耐油(全般)耐薬品耐候 耐極性溶剤・蒸気、入手 −20 +230 75±5  
FKM-60 <材質番号 2006>
 * FPM-60、フッ素HS60、バイトン60°
耐熱耐油(全般)耐薬品耐候 耐極性溶剤・蒸気、入手 −20 +230 60±5  
FKM-80 <材質番号 2008>
 * FPM-80、フッ素HS80、バイトン80°
耐熱耐油(全般)耐薬品耐候 耐極性溶剤・蒸気、入手 −10 +230 80±5  
FKM-D-90 <材質番号 2109>
 * FKM-AED(RGDテスト合格)
耐ブリスター(RGD) 伸縮、特殊 −10 +230 90±5  

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

VMQ(シリコンゴム)によるOリング材質

        材料系統>VMQ(シリコンゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* VMQ系統のOリング材質>概要 *

名称 <材質番号>
 *JISや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
(
製作可)
規格
優位特性 劣位特性 低温 高温
VMQ-70(4C) <材質番号 3007>
 * 4種C、4C、シリコンHS70、SI70°
耐熱耐寒耐候、入手 耐油(鉱物・燃料)耐薬品耐圧 −50 +200 70±5
VMQ-50(SI50) <材質番号 3015>
 * 半透明HS50、SI50°
耐熱耐寒耐候、入手 耐油(鉱物・燃料)耐薬品耐圧 −50 +200 50±5 半透明
(赤,黒)
VMQ-70 (青色) <材質番号 3027>
 * 4種C、4C、青シリコン
耐熱耐寒、耐候 耐油(鉱物・燃料)耐薬品耐圧 −50 +200 70±5  
VMQ-70 (白色) <材質番号 3037>
 * 4種C、4C、乳白シリコン
耐熱耐寒、耐候 耐油(鉱物・燃料)耐薬品耐圧 −50 +200 70±5  
VMQ-30(SI30) <材質番号 3013>
 * シリコンHS30、SI30°
耐熱耐寒耐候 耐油(鉱物・燃料)耐薬品耐圧、入手 −50 +200 30±5 半透明
(赤,黒)
 
VMQ-40(SI40) <材質番号 3014>
 * シリコンHS40、SI40°
耐熱耐寒耐候 耐油(鉱物・燃料)耐薬品耐圧、入手 −50 +200 40±5 半透明
(赤,黒)
 
VMQ-60(SI60) <材質番号 3016>
 * シリコンHS60、SI60°
耐熱耐寒耐候 耐油(鉱物・燃料)耐薬品耐圧、入手 −50 +200 60±5 半透明
(赤,黒)
 

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

EPDM(エチレンプロピレンゴム)によるOリング材質

    
          
材料系統>EPDM(エチレンプロピレンゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* EPDM系統のOリング材質>概要 *

名称 <材質番号>
 *JISや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
(製作可)
規格
優位特性 劣位特性 低温 高温
EPDM-70 <材質番号 4107>
 * EP70、EP-HS70、EPT-70、EPT70°
耐薬品耐寒耐候
、入手
耐油(鉱物・燃料) −40 +130 70±5
(白)
EPDM-90 <材質番号 4109>
 * EP90、EP-HS90、EPT-90、EPT90°
耐薬品耐候耐圧 耐油(鉱物・燃料)伸縮 −30 +130 90±5  
EPDM-40 <材質番号 4104>
 * EP40、EP-HS40、EPT-40、EPT40°
耐薬品耐寒耐候 耐油(鉱物・燃料)、入手 −40 +130 40±5  
EPDM-50 <材質番号 4105>
 * EP50、EP-HS50、EPT-50、EPT50°
耐薬品耐寒耐候 耐油(鉱物・燃料)、入手 −40 +130 50±5  
EPDM-60 <材質番号 4106>
 * EP60、EP-HS60、EPT-60、EPT60°
耐薬品耐寒耐候 耐油(鉱物・燃料)、入手 −40 +130 60±5  
EPDM-80 <材質番号 4108>
 * EP80、EP-HS80、EPT-80、EPT80°
耐薬品耐寒耐候 耐油(鉱物・燃料)、入手 −30 +130 80±5  
EPDM-H-70 <材質番号 4207>
 * 墨汁現象抑止EP70
耐次亜塩素酸 特殊 −40 +130 70±5  
EPDM-H-60 <材質番号 4206>
 * 墨汁現象抑止EP60
耐次亜塩素酸 特殊 −40 +130 60±5  

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

CR(クロロプレンゴム)によるOリング材質

                
 材料系統>CR(クロロプレンゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* CR系統のOリング材質>概要 *

  • 合成ゴムの中でも非常に古くから使用されている汎用材質です。
  • 耐油性(鉱物油に対する耐性)耐候性を有しています。
  • 天然ゴム(NR)に代わって広まりましたが、現在はニトリルゴム(NBR)の方が多用されています。

 

名称 <材質番号>
 *JISや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
(
製作可)
規格
優位特性 劣位特性 低温 高温
CR-70 <材質番号 4007>
 * クロロプレンHS70、ネオプレン70°
耐油(鉱物)耐候、入手 耐熱耐薬品 −30 +100 70±5
(白)

CR-50 <材質番号 4005>
 * クロロプレンHS50、ネオプレン50°
耐油(鉱物)耐候 耐熱耐薬品、入手 −30 +100 50±5  
CR-60 <材質番号 4006>
 * クロロプレンHS60、ネオプレン60°
耐油(鉱物)耐候 耐熱耐薬品、入手 −30 +100 60±5  
CR-80 <材質番号 4008>
 * クロロプレンHS80、ネオプレン80°
耐油(鉱物)耐候 耐熱耐薬品、入手 −30 +100 80±5  

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

U(ウレタンゴム)によるOリング材質

        
    材料系統>U(ウレタンゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* U系統のOリング材質>概要 *

 

名称 <材質番号>
 * JISや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
(製作可)
優位特性 劣位特性 低温 高温
U-70 <材質番号 5007>
 * ウレタンHS70、ウレタン70°

耐油(鉱物)耐圧機械的性質

耐熱耐寒耐候耐薬品 0 +100 70±5 黄褐
(赤)
U-90 <材質番号 5009>
 * ウレタンHS90、ウレタン90°
耐油(鉱物)耐圧機械的性質 耐熱耐寒耐候耐薬品、入手 0 +100 90±5 茶褐
(赤)

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

HNBR(水素化ニトリルゴム)によるOリング材質

  
            材料系統>HNBR(水素化ニトリルゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* HNBR系統のOリング材質>概要 *

 

名称 <材質番号>
 *JISや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
(製作可)
規格
優位特性 劣位特性 低温 高温
HNBR-70 <材質番号 1107>
 * 水添加ニトリルゴムHS70、HNBR70°
耐油(燃料・鉱物)耐圧機械的性質 耐薬品 −30 +150 70±5
HNBR-80 <材質番号 1108>
 * 水添加ニトリルゴムHS80、HNBR80°
耐油(燃料・鉱物)耐圧機械的性質 耐薬品、入手 −30 +150 80±5  
HNBR-90 <材質番号 1109>
 * 水添加ニトリルゴムHS90、HNBR90°
耐油(燃料・鉱物)耐圧機械的性質 耐薬品伸縮、入手 −30 +150 90±5  
HNBR-D-90 <材質番号 1209>
 *HNBR-AED(RGDテスト合格)
耐ブリスター(RGD) 伸縮、特殊 −20 +150 90±5  

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

FFKM(パーフロ)によるOリング材質


          材料系統>FFKM(パーフルオロエラストマー)  >>> 原料ゴムの種類

* FFKM系統のOリング材質>概要 *

  • 高機能ゴム材質の代名詞的な存在で、半導体などの産業で発展し、近年は幅広い産業で流通しています。
  • 極めて優秀な耐薬品性耐熱性を有し、ゴム材質として最高峰の性能を数多く兼ね備えます。
  • 耐寒性には劣るほか、原料ゴムの重合が非常に難しいことから、ゴム材質としては高価です。

 

名称 <材質番号>
 *メーカーや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
優位特性 劣位特性 低温 高温
フロロパワーFF <材質番号 7008>
 * 標準・黒色FFKM/パーフロロゴム
耐薬品(全般)耐熱 耐寒 0 +230 80±5
フロロパワーFFW <材質番号 7017>
 * 標準・白色FFKM/パーフロロゴム
耐薬品(全般)耐熱 耐寒 0 +230 80±5
フロロパワーFFS <材質番号 7307>
 * 耐熱・黒色FFKM/パーフロロゴム
耐熱(上級)耐薬品(全般) 耐寒 0 +330 75±5
フロロパワーFFSW <材質番号 7328>
 * 耐熱・白色FFKM/パーフロロゴム
耐熱(上級)耐薬品(全般) 耐寒 0 +330 80±5
フロロパワーFFCS <材質番号 7208>
 * 耐熱・CS抑制FFKM/パーフロロゴム
耐熱(上級)耐薬品圧縮永久歪み 耐寒耐アミン・蒸気 0 +320 80±5
フロロパワーFFP <材質番号 7037>
 * 極低溶出FFKM/パーフロロゴム
極低溶出耐薬品(全般) 耐寒特殊 0 +230 75±5
フロロパワーFFT <材質番号 7417>
 * 耐プラズマFFKM/パーフロロゴム
耐O2ラジカル(上級) 耐寒、特殊 0 +260 70±5 琥珀
フロロパワーFFR <材質番号 7517>
 * 耐プラズマFFKM/パーフロロゴム
耐O2ラジカル(中級) 耐寒、特殊 0 +230 70±5 焦茶
フロロパワーFFDR <材質番号 7527>
 * 耐プラズマFFKM/パーフロロゴム
耐O2ラジカル(下級) 耐寒、特殊 0 +230 70±5 焦茶
フロロパワーFFSG <材質番号 7338>
 * 耐熱(最高峰)FFKM/パーフロロゴム
耐熱(特級)耐薬品(全般) 耐寒、特殊(高価) 0 +370 85±5
フロロパワーFFH90 <材質番号 7109>
 * 耐圧FFKM/パーフロロゴム
耐圧(ブリスター)耐熱耐薬品(全般) 耐寒伸縮 0 +280 90±5
フロロパワーFFN <材質番号 7317>
 * ノンフィラーFFKM/パーフロロゴム
耐熱耐薬品(全般) 耐寒、特殊 0 +300 70±5 (灰)
フロロパワーFFH <材質番号 7108>
 * 耐熱・黒色FFKM/パーフロロゴム(旧)
耐熱耐薬品 耐寒、特殊 0 +300 80±5
フロロパワーFFHW <材質番号 7117>
 * 耐熱・白色FFKM/パーフロロゴム(旧)
耐熱耐薬品 耐寒、特殊 0 +280 75±5
フロロアップFFEX <材質番号 2548>
 * 非粘着・低摩擦FFKM/パーフロロゴム
潤滑、耐熱耐薬品(全般) 耐寒 0 +280 85±5

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

FFKO(サイフェル)によるOリング材質


          材料系統>FFKO(サイフェル)  >>> 原料ゴムの種類

* FFKO系統のOリング材質>概要 *

 

名称 <材質番号>
 *メーカーや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
優位特性 劣位特性 低温 高温
フロロパワーFO  <材質番号 6907>
 * 標準サイフェル、標準FFKO
耐寒耐薬品(全般) 機械的性質耐圧 −55 +200 70±5
フロロパワーFOG <材質番号 6915>
 * 低硬度サイフェル、低硬度FFKO
耐寒耐薬品(全般) 機械的性質耐圧 -55 +200 50±5
フロロパワーFOB <材質番号 6928
 * 高硬度サイフェル、高硬度FFKO
耐寒耐薬品(全般) 機械的性質 -55 +200 80±5
フロロパワーFOP <材質番号 6937>
 * 極低溶出サイフェル、低溶出FFKO
極低溶出耐寒耐薬品(全般) 機械的性質耐圧、特殊 -55 +200 70±5

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

FEPM(アフラス)によるOリング材質

   
              材料系統>FEPM(アフラス)  >>> 原料ゴムの種類

* FEPM系統のOリング材質>概要 *

  • アフラス(AFLAS)の材料名称で広く知られている高機能ゴム材質です。
  • 強酸や強アルカリ、蒸気などに強い耐性を示すほか、低着香性や耐放射線性なども備えています。
  • 耐アミン系溶剤性ではFFKM材質を凌ぎますが、耐極性溶剤性や耐エーテル系溶剤性は劣ります。
名称 <材質番号>
 *メーカーや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
優位特性 劣位特性 低温 高温
フロロパワーAP <材質番号 2917>
 * アフラス、FEPM、標準FEPM
耐薬品(蒸気・強アルカリ・アミン)耐熱 耐極性/エーテル系溶剤耐寒 0 +230 70±5
フロロパワーAPHW <材質番号 2957>
 * 耐熱白色アフラス、耐熱白色FEPM
耐熱耐薬品(蒸気・強アルカリ・アミン) 耐極性/エーテル系溶剤耐寒 0 +270 75±5
フロロパワーAP90 <材質番号 2919>
 * 耐圧アフラス、高硬度FEPM
耐薬品(蒸気・強アルカリ・アミン)耐圧 耐極性/エーテル系溶剤耐寒伸縮 0 +230 90±5
フロロパワーAPC <材質番号 2925
 * 半透明フッ素ゴム、低硬度フッ素ゴム
耐薬品(蒸気・強アルカリ・アミン) 耐極性/エーテル系溶剤耐寒 0 (+150) 55±5 半透明
フロロパワーAPP <材質番号 2937>
 * 極低溶出フッ素ゴム、FEPM低溶出
耐薬品極低溶出 耐極性/エーテル系溶剤耐寒、特殊 0 +200 70±5
フロロパワーAPT <材質番号 2940>
 * ガラス基板のローラ搬送用フッ素ゴム
摩擦(グリップ力)+防汚(耐ガラス転写) 特殊 N/A N/A N/A 象牙
フロロパワーAF <材質番号 2907>
 * アフラス-旧、標準FEPM-旧
耐薬品(蒸気・強アルカリ・アミン) 耐極性/エーテル系溶剤耐寒、旧型 0 +200 70±5
フロロパワーAF90 <材質番号  2909>
 * 耐圧アフラス-旧、高硬度FEPM-旧
耐薬品(蒸気・強アルカリ・アミン)耐圧 耐極性/エーテル系溶剤耐寒、旧型 0 +200 90±5

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

3元系FKM(3元系フッ素ゴム)によるOリング材質

   
            材料系統>3元系FKM(3元系フッ素ゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* 3元系FKM系統のOリング材質>概要 *

  • 汎用の2元系FKMと比較して、化学的にも物理的にも優れている高機能ゴム材質です。
  • 強酸や蒸気などにも耐性を有すほか、耐寒性や導電性を付与したタイプも擁しています。
  • 強アルカリほか、極性溶剤やエーテル系溶剤、アミン系溶剤などに対する耐性は劣っています。
名称 <材質番号>
 *メーカーや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
優位特性 劣位特性 低温 高温
フロロパワー3F <材質番号 6007>
 * 3元系フッ素ゴム、スチーム用FKM
耐薬品(蒸気・強酸)、入手 耐極性溶剤・強アルカリ −10 +200 75±5
フロロパワー3FW <材質番号 6017>
 * 白色フッ素ゴム、FKM白、バイトン白
耐薬品(蒸気・強酸) 耐極性溶剤・強アルカリ −10 +200 70±5
フロロパワー3FH <材質番号 6107>
 * 耐熱フッ素ゴム、バイトンB
耐薬品(蒸気・強酸)耐熱 耐極性溶剤・強アルカリ耐寒 0 +250 75±5
フロロパワー3F90 <材質番号 6009>
 * 耐圧3元系FKM、FKM-AED(RGD)
耐薬品(蒸気・強酸)耐圧(ブリスター) 耐極性溶剤・強アルカリ耐寒 0 +200 90±5
フロロパワーDL <材質番号 2307>
 * 耐寒フッ素ゴム、低温FKM
耐薬品(蒸気・強酸)耐寒 耐極性溶剤・強アルカリ −35 +200 70±5
フロロパワーDD <材質番号 2318>
 * 導電性フッ素ゴム、帯電防止FKM
耐薬品(蒸気・強酸)、導電 耐極性溶剤・強アルカリ −35 +200 80±5

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

FFKM-E(バイトンETP)によるOリング

  
         材料系統>FFKM-E(バイトンETP)  >>> 原料ゴムの種類

FFKM-E(バイトンETP).png

* FFKM-E系統のOリング材質>概要 *

名称 <材質番号>
 *メーカーや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
優位特性 劣位特性 低温 高温
フロロパワーDEB  <材質番号 2207>
 * バイトンETP、ETP黒
耐薬品(強酸・強アルカリ・極性溶剤) 耐アミン/エーテル系溶剤(FFKM比) 0 +200 75±5
フロロパワーDEW <材質番号 2217>
 * 白色バイトンETP、ETP白
耐薬品(強酸・強アルカリ・極性溶剤) 耐アミン/エーテル系溶剤(FFKM比) 0 +180 75±5
フロロパワーDEP  <材質番号 2237>
 * 極低溶出バイトンETP、ETP低溶出
耐薬品極低溶出 耐アミン/エーテル系溶剤(FFKM比)、特殊 0 +200 75±5

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

FVMQ(フロロシリコンゴム)によるOリング材質

   
       材料系統>FVMQ(フロロシリコンゴム)  >>> 原料ゴムの種類

* FVMQ系統のOリング材質>概要 *

名称 <材質番号>
 *メーカーや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
(製作可)
優位特性 劣位特性 低温 高温
フロロパワーFQ <材質番号 3907>
 * フロロシリコーン、FVMQ
耐寒耐油(全般) 機械的性質耐圧 −70 +200 70±5
(白)

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

非粘着(低摩擦・低固着・低アウトガス)ゴムによるOリング材質


        材料系統>フロロアップシリーズ  >>> 原料ゴムの種類

* フロロアップ系統のOリング材質>概要 *

名称 <材質番号>
 *メーカーや原料ゴムに係る通称など
フロロアップ特性 温度の目安 (℃)
低粘着 低摩擦 低固着 低アウトガス 耐高真空 低温 高温
フロロアップD <材質番号 2507>
 * 2元系フッ素ゴム(FKM)/FU-D
× × −20 +230
フロロアップK <材質番号 2517>
 * 2元系フッ素ゴム(FKM)/FU-K
× × 0 +230
フロロアップS <材質番号 2527>
 * 2元系フッ素ゴム(FKM)/FU-S
× 0 +230
フロロアップV <材質番号 2537>
 * 3元系フッ素ゴム(FKM)/FU-V
0 +250
フロロアップFFEX <材質番号 2548>
 * パーフロ(FFKM)/FU-FFEX
0 +280

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

その他のOリング材質

 

名称 <材質番号>
 *JISや原料ゴムに係る通称など
代表特性 温度の目安 (℃) 硬さ
JIS-A
色調
(製作可)
優位特性 劣位特性 低温 高温
IIR-70 <材質番号 5037>
 * ブチルゴム、IIR、材料
耐薬品ガスバリア 圧縮永久歪み、Oリングに不向き −40 +100 70±5
SBR-70 <材質番号 5027>
 * スチレンブタジエンゴム、(3種)、材料
耐薬品 圧縮永久歪み、Oリングに不向き −30 +80 70±5
ACM-70 <材質番号 5047>
 * アクリルゴム、ACM、(4種E)、材料
耐油(燃料・鉱物) 圧縮永久歪み、Oリングに不向き −15 +150 70±5
フロロパワーAPR <材質番号 5617>
 * 電子線架橋(EB架橋)フッ素ゴム
耐ラジカルガス 特殊、旧型(現在は
FP-FFT等を推奨)
0 +200 70±5 黄土透明
フロロパワーDPR <材質番号 5606>
 * 電子線架橋(EB架橋)フッ素ゴム
耐ラジカルガス 特殊、旧型(現在はFP-FFT等を推奨) 0 +200 65±5
PTFE <材質番号 9000>
 * フッ素樹脂、テフロン、4F
耐薬品(全般)、潤滑 圧縮永久歪み、Oリングに不向き (-150) (+250)
(黒ほか)

※ 当サイトに記載されているデータ等は、選定の目安として参考にして頂く為のものです。実際に使用する際は、様々な複合要因から一般的な仕様が当て嵌まらないこともありますので、適合性の事前確認を推奨いたします。

Oリング材質の物性値一覧

Oリング材質について、原材料の系統別に一覧表を掲載いたします。以下は、標準材質を中心とした物性についての一覧表です。各材質についてのより詳細な情報は、個別ページを参照して下さい。

材質名称 材質規格
常態物性試験 耐熱老化試験 圧縮永久歪み試験
硬度
(JIS-A)
引張
強さ

(MPa)
伸び率
(%)
100%引張応力
(MPa)
温度
×
時間
硬さ
変化
引張強さ
変化率
(%)
伸び
変化率
(%)
圧縮永久歪率(%)
温度×時間

ニトリルゴム(NBR)によるOリング材質

NBR-70-1 (1A) A70±5 >10.0 >250 >2.5 120℃×72h <+10 >-15 >-45 <40
120℃×72h
NBR-90 (1B) A90±5 >14.0 >100 120℃×72h <+10 >-25 >-55 <40
120℃×72h
NBR-70-2 (2A) A70±5 >10.0 >200 >2.5 100℃×72h <+10 >-15 >-40 <25
100℃×72h

フッ素ゴム(FKM)によるOリング材質

FKM-70 (4D) A70±5 >10.0 >170 >2.0 230℃×72h <+5 >-10 >-25 <40
200℃×72h
FKM-90 A90±5 >10.0 >80 - 230℃×72h <+5 >-10 >-25 <40
200℃×72h

シリコンゴム(VMQ)によるOリング材質

VMQ-70 (4C) A70±5 >3.4 >60 - 230℃×24h <+10 >-10 >-25 <30
175℃×22h
VMQ-50 (SI50) A50±5 >3.0 >150 - 230℃×24h <+10 >-25 >-35 <30
175℃×22h
エチレンプロピレンゴム(EPDM)によるOリング材質
EPDM-70 A70±5 >10.0 >150 - 100℃×72h <+10 >-15 >-45 <25
100℃×72h
EPDM-90 A90±5 >10.0 >150 - 100℃×72h <+10 >-15 >-45 <25
100℃×72h
クロロプレンゴム(CR)によるOリング材質

CR-70

A70±5 >9.8 >250 - 100℃×70h <+15 >-15 >-40 <50
100℃×70h
ウレタンゴム(U)によるOリング材質
U-70 A70±5 >10.0 >200 - - - - - -
U-90 A90±5 >15.0 >100 - - - - - -
水素化ニトリルゴム(HNBR)によるOリング材質
HNBR-70 A70±5 >16.0 >180 >2.5 150℃×72h <+15 >-30 >-40 <40
150℃×72h

HNBR-90

A90±5 >16.0 >100 - 150℃×72h <+10 >-25 >-55 <40
150℃×72h

※1 上記の表はあくまで参考データですのでご確認のうえ、ご使用いただくことを推奨いたします。

材質名称 測定値
常態物性試験 耐熱老化試験 圧縮永久歪み試験
硬度
(JIS-A)
引張
強さ
(MPa)
伸び率
(%)
100%引張応力
(MPa)
温度
×
時間


変化

引張強さ
変化率
(%)
伸び
変化率
(%)
圧縮永久歪率(%)
温度×時間

パーフルオロエラストマー(FFKM)によるOリング材質

フロロパワーFF A77 21 195 7.7 200℃×70h 0 +2 +6 14
200℃×70h
フロロパワーFFW A82 22.4 183 9.5 200℃×70h +2 +5 +8 17
200℃×70h
フロロパワーFFS A75 20.8 163 9.9 200℃×70h 0 +7 +3 6
200℃×70h
フロロパワーFFSW A83 19.5 139 12.9 200℃×70h 0 +17 -1 13
200℃×70h
フロロパワーFFCS A80 25.3 159 15.8 200℃×70h

0

-5 -3 9
200℃×70h
フロロパワーFFP A75 20.8 173 9.2 200℃×70h -1 -5 +4 18
175℃×22h
フロロパワーFFSG A85 22.7 119 19.7 300℃×70h +4 -16 +52 34
200℃×70h
フロロパワーFFN A67 11.5 221 2.92 200℃×70h 0 +12 0 23
200℃×70h
フロロパワーFFH90 A93 23.3 100 23.3 230℃×70h 0 -2 +4 16
200℃×70h
フロロパワーFFH A78 13.6 250 6.16 230℃×70h 0 -6 +4 33
200℃×70h
フロロパワーFFHW A72 12.4 310 4.84 230℃×70h 0 +11 +9 37
200℃×70h
FFKO(サイフェル)によるOリング材質
フロロパワーFO  A70 8.4 237 3.4 175℃×70h +1 -11 -22

38
175℃×22h

FEPM(アフラス)によるOリング材質
フロロパワーAP A71 21.2 218 8 200℃×70h +1 +1 -9

27
200℃×70h

フロロパワーAPHW A73 19.8 131 13.2 200℃×70h +2 +3 -8

23
200℃×70h

フロロパワーAP90 A91 22.6 95 - 200℃×70h 0 +13 -13

31
200℃×70h

フロロパワーAPC A55 15.7 337 1.4 150℃×70h 0 -41 -32

32
200℃×70h

フロロパワーAPP A68 16.8 203 7.2 200℃×70h +1 +4 -1

28
200℃×22h

フロロパワー
AF
A71 17.7 280 3.8 200℃×70h -6 +5 -3

18
175℃×22h

フロロパワーAF90 A89 19.6 130 - - - - -

21
175℃×22h

※1 上記の表はあくまで参考データですのでご確認のうえ、ご使用いただくことを推奨いたします。
※2 フロロパワーシリーズのデータは測定値です。

材質名称 測定値
常態物性試験 耐熱老化試験 圧縮永久歪み試験
硬度
(JIS-A)
引張
強さ

(MPa)
伸び率
(%)
100%引張応力
(MPa)
温度
×
時間
硬さ
変化
引張強さ
変化率
(%)
伸び
変化率
(%)
圧縮永久歪率(%)
温度×時間

3元系フッ素ゴム(3元系FKM)によるOリング材質

フロロパワー3F A77 24.4 178 11.4 200℃×70h 0 +6 -18 24
200℃×70h
フロロパワー3FW A70 15.9 315 3.1 200℃×70h +2 +8 -38 54
200℃×70h
フロロパワー3FH A74 12.8 242 6.4 200℃×70h 0 +7 -8 20
200℃×70h
フロロパワー3F90 A94 24 100 24 200℃×70h 0 -2 +5 20
200℃×70h
フロロパワーDL A68 19.4 284 3.9 200℃×70h +1 +9 -5 22
200℃×70h
フロロパワーDD A80 22.2 215 9.2 200℃×70h +2 +8 -15 34
200℃×70h
FFKM-E(バイトンETP)によるOリング材質
フロロパワーDEB A77 13.2 298 5.7 200℃×70h +1 +15 -1 19
175℃×22h
フロロパワーDEW A74 12.2 352 3.4 200℃×70h +1 +23 -30  37
175℃×22h
フロロパワーDEP A75 14.9 345 5.4 200℃×70h +1 +17 -9  36
175℃×22h

フロロシリコンゴム(FVMQ)によるOリング材質

フロロパワーFQ A71 8.8 268 3.7 200℃×70h +2 -9 -12 8
175℃×22h

非粘着フッ素ゴムによるOリング材質

フロロアップD A70±5 >10.0 >170 >2.0 - - - - <40
200℃×70h
フロロアップK A70±5 >6.0 >100 >2.0 - - - - <40
200℃×70h
フロロアップS A70±5 >6.0 >100 >2.0 - - - - <40
200℃×70h
フロロアップV A75±5 >10.0 >100 >2.0 - - - - <40
200℃×70h
フロロアップFFEX A85±5 - - - - - - - -
その他Oリング材質
IIR-70 A70±5 >3.0 >200 - - - - - -
SBR-70 A70±5 >9.8 >150 >2.7 100℃×70h <+10 >-15 >-45 <25
100℃×70h
ACM-70 A70±5 >6.0 >100 - 150℃×72h <+10 >-30 >-40 <60
150℃×72h
PTFE 50〜55
(ショアD)
13.7〜34.3 200〜400 11.8 - - - - -

※1 上記の表はあくまで参考データですのでご確認のうえ、ご使用いただくことを推奨いたします。
※2 フロロパワーシリーズのデータは測定値です。

>>>種類(材質/サイズ)
>>>材質名称の対比(規格/メーカー)

Oリング材質(汎用シリーズ)の耐薬品性

Oリングと接触する機会の多い流体(液体・気体)について、Oリング材質(汎用シリーズ)の耐性を掲載いたします。高機能材質についてはフロロパワーシリーズの耐薬品性をご覧下さい。また、より多くの流体に対するOリング材質の耐性については、Oリングの耐薬品性(接触流体と材質の適合性)を参照して下さい。

流体\材質 NBR-70-1
NBR-90
NBR-70-2 VMQ-70
VMQ-50

FKM-70
FKM-90

CR-70 EPDM-70 IIR-70 HNBR-70 U-70 4F
鉱物油 × ×
植物油
リン酸エステル × × × × ×
シリコン油 ×
リチウムグリス × × ×
シリコングリス ×
軽油、灯油 × × ×
ガソリン × × ×
水、海水 ×

水蒸気、熱水
(90℃以上)

× ×
水系切削油 ×
希塩酸 ×
塩酸 × × × × × ×
希硫酸
硫酸 × × × × ×
希硝酸 × × × × × ×
硝酸 × × × × × × × × ×
酢酸 × × × × × ×
炭酸水
過酸化水素水 ×
水酸化ナトリウム × ×
次亜塩素酸ナトリウム × ×
アンモニア水 ×
水酸化カリウム × ×
アセトン × × × × × × ×
MEK × × × × × × ×
ホルマリン × ×
エチレンジアミン × × × ×
アセトアルデヒド × × ×
ベンゾール × × × × × × × × ×
トルエン × × × × × × × ×
不活性フッ素オイル ×
フレオン12 × × × × × ×
フレオン22 × × × × × ×
代替フロン × × × × ×
メタノール × × × × × ×
エタノール
IPA
エチレングリコール
シンナー × × × × × × ×

◎:使用可 〇:多少の影響有り △:あまり推奨しない ×:使用不可

※フロロパワー®、フロロアップ®は桜シール株式会社の登録商標です。

>>>種類(材質/サイズ)
>>>材質名称の対比(規格/メーカー)