シール(パッキン=運動面シール、ガスケット=静止面シール)の選定や設計、使用などに係る技術資料のまとめです。参考としてお役立てください。桜シール株式会社の製品を選択して下さっている方々だけにとどまらず、多くの方々を通じて広く社会に報い、貢献することが出来れば幸いです。
>>>Oリング 製品情報
>>>オイルシール 製品情報
>>>パッキン・ガスケット 製品情報
シールの定義や種類のまとめです。パッキンとガスケットの違いなどについて解説し、その分類項に係る一覧表などを掲載しています。
Oリングとは、断面がOの形をした環状の機械部品です。世界で最も広く使用されているシールのひとつで、パッキン及びガスケットの両用途で様々な機械に組み込まれています。
オイルシールとは、回転用シールとして使われるパッキンの一種です。金属環にゴム材質によるリップを一体成形し、リップを補助するバネを組み込んだ構造のものが一般的です。
真空ガスケット(角リング/甲丸リング/甲山リング) 技術資料
真空ガスケットとは、JIS B 2290真空フランジの溝に装着するガスケットの総称です。現行のJISではOリング(V規格)のみが規定されていますが、旧JISで規定されていた角型や甲丸型、或いは大型フランジで重用された一般的な規格の甲山型などは、現在でも使用されています。
Vリングとは、回転用シールとして使われるパッキンの一種です。所謂オイルシールですが、一般的なものとリップの向きなどが異なり、軸受けの端面に於いてシールを行います。
Vパッキンとは、断面がVの形をした環状の機械部品です。複数個を積み重ね、オス・メスのアダプターで挟んで使います。往復動用シールとして使われるパッキンの一種です。
Uパッキン(Yパッキン)とは、断面がU(Y)の形をした環状の機械部品で、内外周にリップが設けられています。往復動用シールの一種であり、リップパッキンに属します。
ダストシール(スクレーパ/ワイパリング)とは、油空圧シリンダーのロッド最外部で異物の侵入防止に使われる環状の往復動用シールで、パッキンの一種です。
スリッパーシール(キャップシール)とは、シール性と摺動摩擦熱の低減を両立する為、ゴム材質にPTFEが組み合わされた環状のパッキンです。往復動用と回転用があります。
ウェアリングとは、油空圧シリンダーのピストン部の軸受けとして用いられる環状の機械部品です。シールではありませんが、Uパッキンなどとセットで使われます。
グランドパッキンとは、断面が角型(一部、丸型もあります)をした紐状の軸封部品です。回転用シールであり、パッキンの一種です。
Xリングとは、断面がXの形をした環状の機械部品です。Oリングと比較して捩れ難く、摩擦特性にも優れたパッキンですが、剛性は低くなります。往復動用と回転用があります。
テフロン被覆Oリングとは、ゴム材質のOリングをフッ素樹脂によって完全に包み込んだものです。被覆部は硬く割れやすいので、ガスケットとしてのみ使用可能です。
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