オイルシールの選定や設計、使用などに必要な技術資料のまとめです。密封原理や製造方法をはじめとするオイルシールの基礎知識、取付部(軸及びハウジング)の設計に必要な情報、そして装着方法や故障対策といったオイルシールの使用に関する取扱説明など、オイルシールの基本解説や実用データなどを掲載いたします。参考としてお役立てください。
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オイルシールとは
オイルシールとは、回転軸に用いられる運動面シール(パッキン)の一種で、型式(形状の規格)にも依りますが、金属環にゴム材質によるリップを一体成形し、リップが軸を締め付ける力の補助と調整を目的としたバネを組み込んだ構造を持つものが一般的です。金属環の剛性によって取付部(ハウジング)に固定し、リップ先端と軸表面の間に相対運動下で形成された油膜(流体膜)を潤滑剤として作用させつつ、回転しながらシールを行います。
オイルシールの構造と、各部の名称や働きについてのまとめです。一般的なオイルシールの基本構造を、図入りで解説いたします。
オイルシールのシーリング原理についてのまとめです。最も重要な機能であるシール性と潤滑性について、図解を交えてそれぞれのメカニズムを説明いたします。
オイルシールの製造工程を紹介いたします。一般的なオイルシールの造り方について、大まかな流れを写真入りで掲載しています。
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オイルシールと設計
オイルシールを適正に機能させる為には、適切な設計に基づく取付部の存在が不可欠です。オイルシールを導入する機器の設計や加工に係る指標として、オイルシールの取付部に係る推奨値や注意事項などを提示いたします。
オイルシールの軸(シャフト)に関して、材質や硬度、寸法公差、面粗度、そして軸端の面取りに係る基準などを掲載いたします。
オイルシールのハウジング(取付穴の設置部分)に関して、材質や穴径の寸法公差、穴の表面粗さ、入口の面取りなどを解説いたします。
オイルシールを装着した機械の回転軸が振れる量について、「軸振れ(軸偏心)」と「回転振れ(取付偏心)」を図解で説明した上で、偏心限界量の目安を提示いたします。
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オイルシールの取り扱い
オイルシールの性能を十分に発揮させる為には、オイルシールを然るべく取り扱う必要があります。使用や保管に際しての注意事項や、故障についての原因と対策などを掲載いたします。
オイルシールの耐久性について、寿命や耐熱性、耐薬品性(耐油性)、許容周速、耐圧性の概要を解説し、目安となる参考値などを提示いたします。
オイルシールの取り付け方について、事前準備や注意事項、ハウジング穴への組み込み、軸への挿入、そして交換の留意点などを、図入りで解説いたします。
オイルシールの保管に関する注意事項のまとめです。尚、例え保存状態が適切であっても、オイルシールの不必要な長期保存は推奨いたしておりません。
オイルシールの不具合(漏れ)についてのまとめです。シール対象物の漏洩状況をリップ部(内周面)からのもの、はめあい部(外周面)からのもの、そしてオイルシールとは無関係(或いは誤認)のものに大別し、代表的な原因と対策を掲載いたします。
Vリング(端面シール)はオイルシールの一種ですが、一般的なものと使用や設計が異なります。取付方法や用途別の基準値などを、図解を織り交ぜて掲載いたします。
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