センターリングとは、真空配管用の着脱が容易なタイプの継手のことで、NW規格（KF規格）のフランジサイズに適合するものが代表的です。専用サイズのOリングと金属環のセットで構成されており、正圧（内部が真空）用途では金属環としてインナーリングのみが、逆圧（外部が真空）用途ではインナーリングの他にOリングの外周を固定する為のアウターリングが付いているものが使用されています。尚、アウターリング付きセンターリングに於いて、ガイド構造がアウターリングに設置されている形状は、トラップドセンターリングなどと呼ばれています。

>>>Oリング N規格（サイズ表）
>>>センターリング（NW規格／KF規格）の販売（Oリング.com）

[材質]

Oリングについては、ガスバリア性や耐熱性といった観点からFKM-70（4D／バイトン）を標準材質としていますが、低アウトガス性に優れるフロロアップDや耐熱性に秀でるフロロパワーFFSなど、様々なOリング材質による成形が可能です。また、金属環はSUS304が標準材質となりますが、SUS316やアルミなどで製作することも出来ます。

>>>Oリング材質一覧
 

[種類（タイプ別の寸法規格）]

正圧用センターリング
＜Oリング(OR) ＋ インナーリング(I)＞