Oリングのシール原理 (密封/漏れ止めの仕組み)

Oリングのシーリング原理についてまとめた技術資料です。溝に装着されたOリングがゴムの反発力(ゴム弾性)によって対象物をシール(密封)する機構を、図解入りで解説いたします。Oリングの基礎知識としてお役立て下さい。

 

Oリングは、通常約8〜30%のつぶし代が確保できる設計の溝に装着され、圧縮されることで発生したゴムの反発力(元のOリング形状に戻ろうとする力)によって、流体をシールします。また、流体の圧力が高くなるのに従って、Oリングは片側の溝に押し付けられてD型になります。それによって生じる新たな反発力にはOリングのシール性を更に向上させる効果があり、その機能を(Oリングの)自封性と呼びます。

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しかし、流体圧力が高くなりすぎると溝からOリングがはみ出してしまい、むしれて破壊されてしまう為、シール機能が低下してしまいます。このような場合にはOリングの硬度を上げたり、バックアップリングを併用したりすることにより、耐圧性を向上させることが出来ます。

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