[グランドパッキンの切断と取り付け]

  • グランドパッキンをカットする際は、よく切れる工具を使用し、パッキンの長さは下記の通り設定してください。

パッキン長さ = π / 2 (軸径 + スタッフィングボックス内径) × 1.03〜1.05

パッキン長さ = 1.62〜1.65 × (軸径 + スタッフィングボックス内径)

☆グランドパッキンは、シールにおいて長さが重要なポイントとなります。

  • 古いパッキンは全て取り除きます。パッキン押さえを使用して取り付ける場合は、軸にきずを付けないように注意します。
  • 装着の際、グランドパッキンの数及び組み合わせ方法をよく確認します。
  • グランドパッキンの切り口の両端が、必ず全面が突き合わされるようにし、1リングごと隙間なく、奥まで締め付けながら取り付けます。 その際、パッキンの切り口を90°〜120°ずつずらしながら取り付けてください。
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*スタッフィングボックス・・・ポンプの軸貫通部に取り付けられるパッキンを詰めるための箱。

※特殊な場合、パッキンのはみ出し、浸透漏れ、背漏れを防ぐためにスペーサーリングを使用することもあります。

 

[グランドパッキンの保管方法]

  • 使用時まで開封しないでください。ごみの付着や異物、傷が付く恐れがあります。
  • 一度開封した製品を保管する場合は、できるだけ元の通りに包装し、密封して保管してください。
  • 直射日光や蛍光灯などの光源を避け、湿度の低い場所に保管してください。
  • 風通しの少なく、高温にならない場所に保管してください。
  • フックなどに掛けたり、紐に通してぶら下げての保管は避けてください。
  • 放射線やオゾンの発生する場所、電動機(コピー機など)の近くでは保管しないでください。
  • ごみやほこり、油が附着しない環境で保管してください。