Uパッキン・ダストシール・Yパッキン

u-pakking-40.jpgUパッキン・ダストシール・Yパッキンのまとめです。種類や材質、取扱、保管について他、スリッパーシールについても図入りで解説します。Uパッキンやダストシールの選定や設計、使用に役立てて下さい。

 



>>>Uパッキン・ダストシール・Yパッキンの製品情報

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Uパッキンとは、油空圧用のロッドやピストンなどのシリンダー部に使用されるリップ形のシール材のことで、断面形状がY字にも見えることから、各メーカーによってUパッキン、Yパッキンの2つの呼び名が有ります。ダストシールは、外部からのダストの侵入を防ぐために使用されるパッキンです。ロッドの油を掻き出す目的で使用される場合もありますが、油の掻き出し作用と耐ダスト性は相反するため、どちらに重点を置くかにより選定が必要です。

 

[Uパッキン・ダストシール・Yパッキンの種類]

各パッキンには用途に応じて下記のような種類が有ります。

・ロッド用シール

・ピストン用シール

・ロッド、ピストン共用シール

・ダストシール

 

[Uパッキン・ダストシール・Yパッキンの主な材質]

各パッキンに使用される主な材質は下記とおりです。

1,NBR(ニトリルゴム)

油圧、空圧ともに用いられる最も一般的な材質です。耐油性が高く、ある程度までの圧力にも耐える強度を持っています。但し、耐熱性は低く、高温部での使用には適しません。

 

2,U(ウレタンゴム)

強度、磨耗性が非常に高く、主に高圧部や過酷な摺動部に用いられます。但し、低圧部などではシール性がNBRよりも劣ることがあります。また耐熱性は低く、耐水性が無いので空圧ではあまり使用されません。

 

その他、耐熱材としてFKM、耐圧材としてH-NBRなどがあり、シール流体によってはその他各種ゴム材を使用することもあります。

 

[Uパッキン・ダストシール・Yパッキンの取り扱いと保管上の注意]

  • 使用時まで開封しないでください。ごみの付着や異物、傷が付く恐れがあります。
  • 一度開封した製品を保管する場合は、できるだけ元の通りに包装し、密封して保管してください。
  • 直射日光や蛍光灯などの光源を避け、湿度の低い場所に保管してください。湿気や紫外線は、ゴム材質の劣化や寸法変化を促進することがあります。
  • 風通しの少なく、高温にならない場所に保管してください。熱により、ゴム材料の劣化が促進することがあります。
  • フックなどに掛けたり、紐に通してぶら下げての保管は避けてください。パッキンの変形の原因となります。
  • 放射線やオゾンの発生する場所、電動機(コピー機など)の近くでは保管しないでください。
  • ごみやほこり、油が附着しない環境で保管してください。
  • パッキンの保管中に変色や表面に白い粉が発生する場合がありますが、機能上、問題ありません。詳しくは、ブルーミング現象(ブルーム/ブリード)をご参照ください。



[関連製品]

Xリングとは、断面がX形状のシール材で、4か所の先端部がそれぞれリップの機能をもっています。Oリングと比べて捩れ難く、またリップ間でグリスなどの潤滑剤を保持する働きが有り、補助シールとして有効に作用します。

ピストン部の軸受材として潤滑性を高め、偏心を弱めることでパッキンを保護する役割を持っています。

高圧でUパッキン、Yパッキンを使用する場合、はみ出しを防止するために用いる補助材です。


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スリッパーシール

スリッパーシールとは、OリングとPTFE製リングを組み合わせたシール材です。動的部分に於いて、Oリングのみでの使用時と比べ、摩擦抵抗を小さくすることができます。また、低圧、低速でもスティックスリップ現象(摩擦によって生じる振動現象)を抑えることができます。

使用するOリングの材質は、使用環境により選定する必要があります。

>>>Oリング材質一覧はこちら

 

スリッパーシール 外径.jpg
スリッパーシール 内径.jpg
外径摺動用スリッパーシール
ピストン用
内径摺動用スリッパーシール
ロッド用

 

下記メーカーでの名称は下記のとおりで、形状についても若干の違いがあります。

三菱電線工業株式会社・・・キャップシール

株式会社阪上製作所・・・STシール(STタイプ/STSタイプ)、STKシール(STGタイプ)

NOK株式会社・・・SPGC、SPNC


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