桜シール株式会社【Oリングの製造・販売】
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配合剤(老化防止剤)による耐候性の改良

ゴムコンパウンドの製作時に添加する配合剤(老化防止剤)によって、Oリング材質の耐候性を改良することが出来ます。老化防止剤の種類は数多く存在しますが、殆どはオゾン酸化防止と自動酸化防止を目的として設計されており、原料ゴムや架橋剤の種類に応じて使い分けられています。尚、VMQ (シリコンゴム)、FKM (フッ素ゴム)、FFKM (パーフルオロエラストマー)といった原料ゴムに対しては、老化防止剤を使用しません。前述のとおり、それらの原料ゴムはオゾン酸化し難く、また耐熱性にも優れているからです。

 

老化防止剤は、効能別で下表の3種類に分けることが出来ます。尚、そのうちオゾン劣化防止剤については、加硫を経てOリングなどの製品になった後、表面に滲み出して保護膜を形成することで効果を発揮します。ブルーミングと呼ばれるこの保護膜はゴム材の保護に有効ですが、種類によっては表面に白粉が付着したような状態になります。

 

老化防止剤の種類 効能 具体例
一次酸化防止剤 自動酸化の連鎖反応の防止 アミン系酸化防止剤
フェノール系酸化防止剤
二次酸化防止剤 自動酸化による生成物の分解 硫黄系酸化防止剤
リン系酸化防止剤
オゾン劣化防止剤 オゾン酸化からの防護 アミン系酸化防止剤
ワックス類


耐候性が劣るОリングの保管

前述のとおり、耐候性が劣るOリングに影響を与え得る外的要因は、大気中に含まれるオゾンと水蒸気(湿気)、及び温度(熱)です。それらの影響を効率的に抑えることが出来る具体的な保管方法は、以下の通りです。但し、これはОリングの長期保管を促すものではありません。特に耐候性に劣るOリングについては、速やかに使用することを推奨いたします。<Oリングの保管方法

 

1) 無負荷の保管

Oリングを曲げたり伸長させたりした状態で保管すると、分子鎖が伸びて配合された老化防止剤の効果が薄くなります。また、広い範囲で分子鎖が表面に露出してしまうことで、多くの二重結合が外気と接触することにもなってしまいます。オゾン酸化が進行し易くなりますので、Oリングに負荷のかからない自然な状態で保管して下さい。


2) 冷暗所での保管

Oリングを日光や蛍光灯などに曝された状態で保管すると、周辺に光を触媒にしたオゾンが発生し易くなり、オゾン酸化を招く危険があります。また、光線の影響で温度が上昇すると、自動酸化が進行し易くなります。光源を避け、涼しい場所で保管して下さい。


3) 包装を維持した保管

Oリングをむき出しの状態で保管すると、オゾン酸化や加水分解の発生する危険が増大します。可能な限り出荷時の包装状態のままで保管して下さい。


4) ブルーミング状態の維持

ブルーミングはOリングの表面に保護膜を形成し、大気との接触を遮断することでオゾン酸化を防止する役割を担っています。拭き取らずに保管することを推奨いたします。


5) グリス塗布後の保管

Oリングに対して使用するグリスを予め塗布して保管することは、Oリングと大気の接触を低減させるので、オゾン酸化の防止に役立ちます。但し、グリスがゴム内部にも浸透しますので、軟化などには注意が必要です。


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