桜シール株式会社【Oリングの製造・販売】
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Oリングとバリ(パーティングライン)の抑制方法

圧縮成形に拠るゴム成形品の表面には、その大小に差はあっても必ずパーティングラインが形成されます。冒頭で述べたとおり、Oリングのパーティングラインについては日本工業規格(JIS B 2401)に定められている外観基準に於いて等級別の許容限度が掲げられており、メーカーはそれぞれの等級に応じたOリングの生産を行っています。通常、等級について表記の無いOリングは等級Nに準じることとなっている為、一般的に流通している殆どのOリングは等級Nに基づいて製作されています。しかし僅かな可能性であってもOリングの性能に悪影響を及ぼすことのあるバリの大きさは、小さいに越したことはありません。多くのメーカーは等級に拘らず、可能な範囲でバリを小さくする工夫をしています。以下は、パーティングライン(バリ)の抑制に係る代表的な方法です。@〜Bは仕上げ工程を容易にする為の成形段階に於ける管理項目、Cは通常の仕上げ工程後の追加工、そしてDはバリの位置を移す工法です。

 

 

 @ 金型の精度

金型の精度は、パーティングラインの状態に直接的な影響を及ぼします。経年劣化で食い切りの切れ味が悪くなっていたり合わせ目がずれていたりすると、パーティングライン上にバリが残り易くなってしまいます。以下の写真は、食い切りの状態が劣る金型で成形したOリングの一例です。

 



 

このような場合、バリ残りの度合が軽度であれば、刃物(剃刀など)による手作業でバリ除去の追加工を行うのが一般的ですが、重度のバリ残りが発生し始めると、金型の補修や更新の必要が生じてきます。

 

 A ゴム材質の引裂強さ

引裂強さとは、切り欠きを入れたゴム材質(Oリング材質)を引き裂くのに必要な引張過重のことで、Oリングの使用面では重視されることの少ない性能です。しかし、引裂強さの高い材質は食い切りに沿った切断が困難になり易い為、生産面では考慮されます。尚、引裂強さの高い材質であっても、タンブリングによる仕上げではある程度の切断性が確保されます。

 

 B 仕込み材料の分量調整

プレス工程に於いて金型に投入する仕込み材料(ゴムコンパウンド)の分量が多過ぎると、キャビティーに収まりきらずに金型の組み合わせ部の隙間から溢れ出る材料が増えることとなり、食い切り部を含むバリ全体の厚みも大きくなってしまいます。そのような状態では食い切り部の厚みに伴って切断性が低下し、バリが残り易くなってしまいます。また翻って投入量が少な過ぎる状況では、食い切り溝に十分な材料が充填されずに耳が小さくなり、食い切りを引き千切るのが難しくなってしまいます。

 

 C 追加工(研磨仕上げ)

Оリングの全表面を研磨することで、パーティングラインの凹凸を無くすことが出来ます。Oリングを皮一枚剥いた状態となる為、以下の写真のとおりOリングの表面のツヤが失われて滑らかになり、識別することが殆ど不可能な位にパーティングラインが薄くなります。

 

 

 D バリの位置変更(斜めパーティングライン)

Oリングのパーティングラインは、平置き断面に対して水平(0度と180度)の位置に設けられているものが一般的ですが、斜め(30度と210度)の位置に設定することも可能です。分割位置をずらした特殊構造の金型を用いて製作される斜めパーティングラインのOリング(以下、現品写真)では、円筒溝で使用する場合でもバリの影響を受けない位置がシール面となります。

 

 

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