Oリングの外観基準 (品質等級)

Oリングの表面欠陥と許容限度についてまとめた技術資料です。です。JIS規格で定められているOリングのバリやフローマークといった欠陥の分類とOリングのサイズなどに応じた欠陥の許容限度を、品質等級別に図解入りで解説いたします。Oリングの選定や設計、検査(受入検査)などの参考にお役立て下さい。

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[Oリングの外観]

未使用Oリングの表面状態については、欠陥の種類として「ひけ」、「バリ」、「過度の仕上げ」、「フローマーク」、「へこみ」、「ずれ」といった分類がなされています。JIS規格は各々の大きさに対して最大許容度を定めており、精度に応じて3段階の等級(グレードN及びグレードS、グレードCS)が用意されています。尚、一般的な工業用途では等級Nが採用されています。 


表面欠陥の
分類
表面欠陥の概略図 等級
表面欠陥の最大許容限度  単位:o
Oリング線径(太さ)φd2
0.8<
≦2.25
2.25<
≦3.15
3.15<
≦4.50
4.50<
≦6.30
6.30<
≦8.40
ひけ ひけ20.jpg N g 0.18 0.27 0.36 0.53 0.70
h 0.08 0.08 0.10 0.10 0.13
S g 0.10 0.15 0.20 0.20 0.30
h 0.05 0.08 0.10 0.10 0.13
CS g 許容しない
h 許容しない
※いずれの等級も、Oリングの線径(太さ)d2が0.8o以下、8.4o以上の場合は、受渡当事者の協定による
バリ
(複合バリ、食違いやパーティングラインによる突起の組み合わせ) 
複合ばり20-1.jpg
N f1 0.10 0.12 0.14 0.16 0.18
f2 0.10 0.12 0.14 0.16 0.18
a バリ部分が区別できるときのバリは0.07oを
超えてはならない
S  f1
0.10 0.10 0.13 0.15 0.15
f2 0.10 0.10 0.13 0.15 0.15
a バリ部分が区別できるときのバリは0.05oを
超えてはならない
CS  f1 0.07 0.07 0.10 0.13 0.13
f2 0.10 0.10 0.13 0.13 0.13
a 許容しない
過度の仕上げ 過度20.jpg N n nの値が、Oリング線径(太さ)d2の最少値以上の場合は許容する
b 角部は滑らかにする
S nの値が、Oリング線径(太さ)d2の最少値以上の場合は許容する
b 角部は滑らかにする
CS nの値が、Oリング線径(太さ)d2の最少値以上の場合は許容する
角部は滑らかにする
フローマーク フロー25.jpg N   1.50 1.50 6.50 6.50 6.50
上記数値又はOリング内径の0.05倍のいずれか大きいほう
0.08 0.08 0.08 0.08 0.08
S 1.50 1.50 5.00 5.00 5.00
上記数値又はOリング内径の0.05倍のいずれか大きいほう
0.05 0.05 0.05 0.05 0.05
CS 1.50 1.50 1.50 4.56 4.56
上記数値又はOリング内径の0.03倍のいずれか大きいほう(Oリング内径は最大30oとする)
0.05 0.05 0.05 0.05 0.05
へこみ及び充填不足
(パーティングラインのへこみを含む)
へこみ25.jpg N 0.60 0.80 1.00 1.30 1.70
0.08 0.08 0.10 0.10 0.13
S 0.15 0.25 0.40 0.63 1.00
0.08 0.08 0.10 0.10 0.13
CS 0.08 0.13 0.18 0.25 0.38
0.13 0.25 0.38 0.51 0.76
※金型転写によるへこみだけは、この最大許容限度による。金型転写によるへこみの判断に違いが生じた場合には、受渡当事者間の協定による。
0.08 0.08 0.10 0.10 0.13
ずれ、不一致、食違い 不一致ずれ30.jpg N e 0.08 0.10 0.13 0.15 0.15
S e 0.08 0.08 0.10 0.12 0.13
CS e 0.04 0.04 0.06 0.06 0.08
SAKURA-8.jpg

 

 

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